お知らせ

【ワンちゃんネコちゃんの口臭が気になっていませんか?】

こんにちは、院長の齋藤です。

一気に寒くなって来ましたが皆様体調にお変わりありませんでしょうか?

僕は娘の風邪をもらったのか風邪がようやく治ったところです。

気候の変化が激しい季節な変わり目は人も犬猫も体調を崩しやすいのでお気をつけ下さいね。

 

今日はワンちゃんネコちゃんの口腔内のサプリメント『デンタルバイオ』のご紹介です。

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犬やネコの口腔内には歯周病や口臭の原因となる悪玉菌とそれを押さえる役目をしている善玉菌いてバランスをとっています。

食事をした後に、歯に付着した食べカスは2〜3日で歯石になってしまいます。

歯石が出来てしまうと普通には見れない歯と歯肉の間にも付着していき歯周ポケットが出来て、歯肉炎が起こり歯肉の後退や口臭などの歯周病がどんどん進行していってしまいます。

そうなることで口腔内で悪玉菌が増殖し、炎症を起こしたり口臭が強くなる原因になっているのです。

歯周病は口腔内の問題だけではなく腎臓病や心臓病など全身の臓器にも悪影響を及ぼす可能性がありますのでそのようにならない対策が必要です。

 

もちろん毎日歯磨きが出来たら一番なのですが、喜んで歯磨きをさせてくれる子なんてほんの一握りだと思います。

怒って噛み付いちゃったり、歯磨きしようと準備しただけで逃げていったりメチャクチャ大変ですよね。

それでも少しでも歯を触らせてくれる場合は歯石が付かないように日頃の歯磨きをしてあげるのが一番なんですよ。

仔犬ちゃん子猫ちゃんは今のうちから歯を触らせてくれるようにトレーニングするチャンスですのでぜひ頑張りましょう。

うまく出来ない場合は一緒に練習しますので診察時におっしゃってくださいね。

 

さて、すでに歯石が付着してしまった場合は人間の歯医者さんで歯石取りをしてもらうのと同じように超音波スケーラーという機械を使って付着した歯石をはがして除去します。

しかし犬や猫の場合は人間のように痛くても我慢してねという訳にはいきませんので麻酔下での処置になります。

たまに『無麻酔で歯石除去をします。』という広告を見ますが、はっきりとお勧めしません。

その理由は

・無麻酔での処置ではどうしても歯の表面のエナメル質を傷つけてしまいます。

・歯周ポケット内の歯石を完全に取り除くことが出来ません。

・処置後に表面をツルツルになるように磨くポリッシングが出来ません。

などの理由から歯石除去を行う前よりもさらに歯石が付着しやすい状態になってしまうからです。

 

でも、高齢であったり心臓が悪かったり肝臓や腎臓が悪かったり麻酔のリスクが高くてどうしようもないケースもあるかとは思います。

 

そんな時こそ今回ご紹介する『デンタルバイオ』が良いのではないでしょうか。

 

デンタルバイオの主成分はストレプトコッカス サリバリウスK12という善玉菌です。

これは人医療域でも用いられるているプロバイオティクスと言われる細菌です。

プロバイオティクスとは体内の細菌のバランスを良くして生体に良い影響を与える生菌です。

口腔内の善玉菌が増えることで悪玉菌の増殖を抑制します。

すると口腔内の環境が改善し、歯石が付着しにくい・炎症が起こりにくい・口臭が少ない状態になっていくというわけです。

 

当院で処方している患者様からも

「開始1〜2週間でなんだか以前より口臭が少なくなったかも」

「口臭が気にならなくなった」

といった声をお聞きします。

チキンフレーバーでおいしいのか比較的多くの子が上手に飲めるかなと思います。

 

おうちのワンちゃんネコちゃんの口臭が気になっているという方はぜひお試し下さい。

詳細は当院スタッフまでお気軽にお問い合わせ下さい。

 

【イヌ用人工血液】

こんにちは、院長の齋藤です。

先日、中央大学のグループがイヌ用の人工血液の開発に成功したというニュースを読みました。

http://www.chuo-u.ac.jp/common_d/uploads/2015/10/e3db05714f62477c089fb303decc4aeb.pdf?1445299495799

 

小動物医療の領域では人医療のような充実した血液バンク制度は確立されておらず、

個々の動物病院で病院で飼っている動物や健康なイヌやネコに献血に協力してもらい、

緊急で輸血が必要な動物に輸血を行っているというのが現状でとても充実しているとは言えません。

 

私が以前勤務していた苅谷動物病院(東京都)http://www.ac-plaza.co.jp/では、

輸血用の血液を常時ストックしておけるような献血制度を進んで取り組んでおりました。

当院でも将来的には献血制度を導入し緊急に輸血が必要な場合も対応出来るようにと考えております。

 

で、最初のニュースです。

これが実用化されたら、今まで助からなかった命がどれだけ助かることになるのだろうとすごく期待しました。

安全な状態で早く実用化されるといいなぁというお話でした。

 

 

【飲水量にご注意下さい。】

こんにちは、院長の齋藤です。

朝晩は肌寒いくらいですね。季節の変わり目は人間だけでなく動物も体調を崩す事が多いですのでお気をつけ下さい。

 

今日は猫ちゃんの飲水量のお話です。

猫ちゃんはその起源が砂漠地帯に住む『リビアヤマネコ』であると言われています。

砂漠では飲み水の確保が難しいため、その過酷な環境に適応するため少しの飲み水でも尿を濃縮する事によって生きていけるようなカラダの仕組みを持っています。

そのためペットとして私たちと生活している今でもその仕組みを持っており犬などと比べて飲水量は少なくその飲み方もヘタクソです。

 

そして、この時期急に涼しくなってくるとさらに飲水量が減る傾向にあります。

飲水量の減少により腎不全の悪化や結石症などを引き起こすことがあります。

結石症は尿路閉塞や膀胱炎の原因にもなります。

これらを予防するには十分に飲水させる必要があります。

 

例えばファウンテンなど水が循環して流れる水飲み等に興味を示してくれる子もいます。

(お気に入りの水のみでないと飲んでくれない子もいますので突然変更してしまうのはいけません)

中にはお台所やお風呂場や金魚の水槽など変なところで飲むのが好きな子もいますよね。

出来るだけいつでもお水が飲めるようにしてあげてください。

 

こういう変な癖を発見して知っていて頂くことは飼い主様にしか出来ないことですからすごく大切です。

診察のときはそういう細かいことでも教えて頂くととても参考になりますのでよろしくお願いします。

 

腎不全や膀胱炎もほっておいてはいけませんが、尿路閉塞でおしっこしようとポーズをとっているのに出ないときは緊急です。

もしそのような症状が見られたときはすぐに病院にご連絡下さい。

 

 

 

 

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